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私たちは「自立支援介護」を提供いたします。
東京武尊会では、専門的な理論に基づく「自立支援介護」を実践することにより、地域の高齢者が失われた自立性を取り戻し、いつまでも住み慣れた場所で安心して暮らしていけるよう支援いたします。
「自立支援介護」とは、その人の失われた身体機能を介助や器具等により補うだけの介護ではなく、 科学的な理論に基づきその人の失われた身体的・精神的・社会的自立を回復することを目的に支援する介護であります。一人の人間の人生を尊重し支援していく上で実践するべき先進的介護理論です。
- ・寝たきりになったけどもう一度自立したい方
- ・認知症の症状をとって元の姿に戻りたい方
- ・胃ろうや経管栄養をやめて口から普通食を食べたい方
- ・元気になってもう一度ご自宅に戻りたい方
以上のような方を対象に私たちは自立支援介護を提供いたします。
基本ケア
「自立支援介護」には、基本となる4つのケアがあります。この4つのケアを確実におこなうことで、多くの場合はADL(日常生活動作)を向上させることができます。そして、これらは人間が生きていくための要素であり、身体介護だけでなく、認知症ケアにも共通しておこなわれます。
水分 :1日1,500ml以上の水分摂取
「水分」はもっとも人間の身体に与える生理的影響が大きく、1日に必要な水分(1500ml~)を摂取するだけで、身体の不調はほとんど解消されます。また、日中にしっかりと水分を摂って運動することで覚醒水準(意識レベル)が上がり、夜はぐっすり眠れるようになります。特に認知症による周辺症状は、理論に基づいた正しい水分ケアをおこなうことでそのほとんどが消失します。
食事:1日1,500kcalの食事摂取
食事には「栄養源としての食事」そして「楽しみとしての食事」という2つの役割があります。自立支援介護における食事ケアでは、すべてのご利用者様が常食を目指し、「噛む」「飲み込む」といった本人の意思を引き出すことを目標に、1日1500kcalの栄養摂取を目標にしています。
排泄 :排便・排尿はトイレで
オムツやパットを使うことなく、トイレで排便・排尿をすませていただくためのケアに取り組んでいます。特に尿失禁は、脱水状態を改善して“尿意”を取り戻すと高い確率でなくなります。正しく尿意を感知し、さらにそれを「抑制」するための機能を回復させることで、トイレでの失敗はなくなるのです。
運動:毎日歩き運動をする
日中の「活動量」を増やすことで、身体的自立を目指します。特に「歩行」は、自立に向けたすべての活動の起点であり、歩行が安定することで食事・入浴・トイレといった日常生活動作は自然と自立していきます。
「自立支援型ケアマネジメント」の実践
要介護者のもつ課題の本質を正確に見極め、課題解決にあたります。要介護者のもつ課題の本質は、 本来必要としない介護が必要となっている状態であり、介護を必要としない元の状態に戻すことを目標とし、 私たち介護者は課題解決の方法を導き、 その人の自立性を回復させるアプローチ「自立支援型ケアマネジメント」を実施していきます。